2026-08-17

日々の暮らし

縁起の国、日本

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スイスに住んで、今年(2026)で35年。気が付いたら74歳になっていた。

この春に2ヶ月という長期の日本滞在は渡欧以来はじめてで、いろいろ観察しては考えさせられた。

その一つに、どこの観光地のお土産屋さんに行っても見かけた『ダルマ』さんの置物のことがある。

最近は、スイスの日本商品を取り扱っている店でも『ダルマ』を置いているところが多いが、

売れるのだろうか?と気になっていたので、日本の土産屋さん至る所で見かけたので思い出したのだ。

『ダルマ』の置物は『縁起』物の代表の一つだが、ダルマが禅の祖師であることを知っている人は稀であろう。

 

だから、本来であれば『ダルマ』が『縁起』物として『縁を起こす』原因は『悟り』なのだが、今の人は誰もそんな事は思いもしない。

しかし、ちょっと視点を変えるだけで釈迦の『悟り』というものが、案外我々の身近な日常生活に浸透している事を私は感じる。

そう思ってじっくり日本を観察すると、日本はじつに沢山の縁起物で溢れていることがわかる。

いまの私にとっては、『鳥居』なんかも、もう一つの世界との縁を結ぶ『結界』で『縁起』モノと言うことになる。

『縁起』というのが、眼に見えない聖なるモノと縁を起こす・・・と解釈すれば、日本はまさに『縁起の国』なのだと思った。(馬骨)